
スティックペイは、
- クレジットカード入金できる
- マスターカードプリペイドのスティックペイカードを発行できる
- ATM出金ができる
といった特徴を持った電子決済サービスです。
エコペイズやアイウォレットがカード発行停止とともにATM出金できなくなったことから、「この機会にスティックペイへ移行しよう」と思っている方も多いかもしれませんね。
さて、そうしてスティックペイに登録しようとした時に疑問に思うことがあります。
それが「一体、どの通貨を選べばよいのか」という問題です。
そして、スティックペイの通貨は「どれを選んでも同じ」というわけではありませんし、むしろ、通貨設定を間違えると長期的にみてかなり損する恐れがあります。
そこでこのページでは、スティックペイの運営に色々聞いて分かった、「スティックペイでベストな通貨設定」について紹介していこうと思います。
目次(もくじ)
大前提:スティックペイは複数通貨口座作成OK
スティックペイの「ベストな通貨設定」を知るうえで、大前提として知っておかなければいけないのが、
- スティックペイは複数通貨口座の作成ができる
ということです。
スティックペイは、ペイパルと同じように「メールアドレス」が「口座番号」です。
そのため、メールアドレスさえ用意できれば、複数通貨口座を作成することができます(通貨の異なる重複登録がOKであることは運営に確認済みです)。
つまり、今回紹介する「ベストな通貨設定」は、
- 用途に応じて、通貨口座を使い分ける
ことが一番のキモとなります。
なお、スティックペイは「ヤフーメール」「Gmail」などのフリーメールアドレスでもOKですので、「複数のメールアドレスがない!」という方は、フリーメールアドレスを取得しましょう。
スティックペイのベストな通貨設定
ということで、本題の「スティックペイのベストな通貨設定」について紹介していきます。
ズバリ、ベストな通貨設定は、
- ATM出金用のHKD口座
- オンラインカジノ・ブックメーカー・FX口座の通貨に合わせたスティックペイ口座
の2つ(もしくはさらに複数)の通貨口座を使い分けることです。
カジノやブックメーカーの通貨に合わせる
まず、スティックペイに「ベストな通貨は何か」を聞いたところ、以下の回答が返ってきました。
Q:カジノ入出金時のオススメ通貨設定がもしあれば教えて下さい。
A:こちらは入出金方法や通貨によって異なってまいりますので一概には申し上げられませんが、常両替の数が多くなるほど手数料がかかってきますので、ご利用の出入金方法やカジノの通貨に合わせてできるだけ両替回数が少なくなるような通貨をお選びいただくのがよろしいかと思います。
スティックペイは、為替換算手数料として2%がかかります。
つまり、例えばスティックペイEUR口座から、USD通貨のオンラインカジノに入金すると、それだけでEUR⇒USDの「2%」の為替換算手数料がかかってしまいます。
その反対に、例えばスティックペイのUSD口座から、USD通貨のオンラインカジノに入金すれば、「USD⇒USD」ですので2%の為替換算手数料はかかりません。
これは「出金時」にも同じことが言えます。
例えば、EUR通貨のブックメーカーから、JPY通貨のスティックペイ口座に出金した場合、それだけで2%の為替換算手数料がかかります。
その反対に、JPY通貨のブックメーカーからJPY通貨のスティックペイ口座に出金した場合、為替換算手数料はかかりません。
つまり、
- スティックペイの通貨
- オンラインカジノ・ブックメーカー・FX口座の通貨
が合っていないと、入金時2%・出金時2%の為替換算手数料がかかってしまうということです。
こうしたことから、スティックペイの通貨は、各カジノやブックメーカーの通貨に合わせるのがオススメです。
スティックペイカードの発行・ATM出金口座はHKDがオススメ
次に、もしも今後「スティックペイカード」を発行して「ATM出金」を考えているのであれば、スティックペイカードを発行するのは「HKDアカウント」から行うのがオススメです。
なぜならスティックペイカードの通貨は「HKD」しか選べないからです。
スティックペイは、EURアカウントでも、USDアカウントでも、その他の通貨アカウントでもスティックペイカード自体は発行することができます。
しかし、例えば「スティックペイEUR口座」を使ってスティックペイカードを発行してしまうとどうなるでしょうか?
スティックペイカードの通貨は「HKD」ですので、
- EURからHKDへの換算手数2%
が発生してしまいます。
しかし、スティックペイカードを「HKDアカウント」から発行すれば、「HKD⇒HKD」ですので、上記の「EURからHKDへの換算手数2%」がかかりません。
オススメの通貨設定まとめ
それではここまでをまとめます。
まず、スティックペイは基本的に「各カジノ・ブックメーカー・FX口座の通貨に合わせた通貨口座」を作成し、その口座を使って入出金するのがオススメです。
次に、スティックペイカードを発行する場合は、スティックペイHKD口座を開設し、HKD口座からスティックペイカードを申請します。
そして、ATM出金したい時だけ、
- 「各カジノ・ブックメーカー・FX口座の通貨に合わせた通貨口座」から「スティックペイHKD口座」へ資金移動
させます(アカウント間の資金移動は手数料1%で送金できます)。
つまり、HKD口座を使うのはスティックペイカードへの資金移動・ATM出金する時だけで、基本的にはカジノやブックメーカーに合わせた通貨口座を使うのがオススメです。
さいごに
この記事ではスティックペイのオススメ通貨を紹介してきましたが、この記事を読んだ方なら分かる通り、オススメ通貨は人によって異なります。
なぜならカジノの通貨をEURで登録している人もいれば、USDで登録している人もいますし、例えばパイザカジノのようにカジノ内通貨がJPYのカジノもあるからです。
また、お気づきの方もいるように、大事なことは「カジノの通貨」も合わせることです。
なぜなら、例えば
- Aカジノ:JPY
- Bカジノ:USD
- Cカジノ:EUR
といったように、カジノ内通貨が増えれば増えるほど、手数料を安くするために様々な口座を作成する必要が出てくるからです。
もちろん「〇〇カジノはUSDでしか登録できない」というカジノもありますが、もしカジノ内通貨に選択肢があるのであれば、できる限り「統一」して登録していきましょう。
統一通貨は、スロット・ライブカジノメインの方はUSD・ブックメーカーメインの方はEURがオススメです。
なぜならカジノ系はUSDであることが多く、ブックメーカー系はEURであることが多いからです。